メアたん2023開催終了致しました。
星空のメモリア~メアのお誕生日会~
メアたん2023、沢山のご来場を頂きました。
ご参加、誠に有難う御座いました。
来年は15周年の星空のメモリア!周年のメアたんも開催しますので、またよろしくお願いいたします。
イベント後の通信販売は在庫がある限り受付しておりますので、お買い逃がしなど御座いました際には、是非ご利用頂けますと幸いです。
有難う御座いました。
「もしも七夕に雪が降るならば」
「メア、どうした?」
雲雀ヶ崎の展望台で、メアと一緒に星見をしていた小河坂洋は、ふと尋ねた。
星空を見上げているときのメアは、いつも穏やかな表情をしているのに。
なのに今は、仏頂面だ。
「なにかあったのか?」
「……あった。星空に、変なのが見える」
「変なの?」
「うん。ありえないくらい、変なの」
だが洋の目には、そんなものは映らない。
今夜も変わらず、まぶしいくらいの星々が瞬いている。
「たぶん、洋くんには見えない。洋くんはわたしよりも見えないものが多いから」
人間の視力には限界がある。
だから、人間ではないメアだったら、洋よりも見えるものが多いというのは納得できる。
じゃあ、人が見えるものと見えないもの、その差はどこにあるのだろう?
距離の長さや、物体の大きさ、明るさの度合いも関係するだろうけれど。
一番の理由は、光の反射だ。
たとえば、なぜ空気は目に見えないのか?
それは、空気が光を反射せずに透過するからだ。
人間に限らず、動物だって同じこと。
飛んでいる鳥が、窓に気づかずぶつかってしまうのは、ガラスの光の透過率が高いからだ。
人や動物は、物体が光を反射することで、その存在を認識できる。
だとしたら、人でも動物でもないメアは今、なにが見えているのだろう?
「……え?」
そのとき洋は、目を見張った。
メアが見ているものがなんなのか、できることなら自分も見てみたいと、そう思っていたら。
視界に、白いなにかが現れた。
ゆらゆらと、楽しげに舞い踊るようにして。
まさか、これは……。
「雪……なのか?」
そうとしか表現できない。
夜空は晴れている。雲はほとんどなく、星や月だって隠れていない。
なにより今は七月。季節は夏。
だというのに、この瞬間、季節外れもいいところの雪が降り出していた。
「……この雪、洋くんにも見えたの?」
「ああ……なぜかはわからないけど」
「もしわたしにしか見えないなら、夢幻(ゆめまぼろし)でしかないと思ってたけど……」
メアはそこまで言うと、思い直したように付け加えた。
「……ううん。夢幻だからって、人に見えないわけじゃない。わたしだって、夢幻なんだから」
「メア」
洋は、メアの頭を撫でたあと、小さな手を握った。
そうすることで、伝えたいことを伝えた。
夢幻だからって、メアはちゃんとここにいるのだと。
「……ありがとう、洋くん」
メアもまた、はにかみながら洋の手を握り返した。
ふたり、手をつなぎながら星空を見上げる。
それはもう、星見とは言い難く、雪見のようになっているのだけれど。
それでもふたりは、長い時間をこうしていた。
つづきはイベント会場で…。
☆メアたん☆2023☆開催概要☆
さあ!今年もこの時期がやってきました。
7月7日の七夕といえば!!!
小樽がモデルの雲雀ヶ崎を舞台にした作品
【星空のメモリア】メインヒロインのメアちゃんのお誕生日です。
今年は【アストラエアの白き永遠】とのコラボで開催!!!
「もしも七夕に雪が降るならば」…楽しみですね。
今回もコラボシナリオは原作同様【なかひろ】先生が担当!
FAVORITE様の全面監修の元、大ボリュームでお話が展開されますのでお楽しみに。
☆開催概要☆
イベント内容 展示会
開催日程 2023年7月7日(金)~9日(日)
展示場所 都通り商店街内のstudioパルフェ小樽店内
開催時間①7月7日(金)13:00~18:00
開催時間②7月8日(土)11:00~18:00
開催時間③7月9日(日)11:00~16:00
展示会入場料 2,750円(税込)
※入場特典に限定クリアファイルがついてきます。
※シナリオライター【なかひろ】様のサイン会を予定しております。
メアたん2023 限定物販
星空のメモリア~メアとおたんじょうび会~
メアたん2023限定物販情報!!!
今年はなんと!
どれもこれも欲しくなるラインナップとなっております。
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